火山

【噴火速報】イタリアの富士「エトナ山」が噴火!(1月20日)【火山噴火】

こんにちは!

今回はイタリアの富士山こと「エトナ山」の
基本情報と最新の噴火についてわかりやすく解説します。

記事の目次

・①エトナ山の基本情報
・②最新の噴火情報
・③本日の日本近辺とハワイの噴火情報

①エトナ山の基本情報

まずはエトナ山とはどんな火山なのでしょうか?
火山の場所、地形と噴火の歴史などの基本情報を解説します

エトナ山はイタリアの活火山です。

イタリアのシチリア島の東部にあります。

こちらがエトナ山になります。

エトナ山は富士山のような形をしています。
標高は3326mでイタリアの中で最も標高が高い活火山です。
加えて、その面積は富士山と同じぐらいで東京ドーム2万5千個分ぐらいあります!
エトナ山はまさにイタリアの富士山です!

次にエトナ山の断面図を見てみましょう。

エトナ山はたて状火山と大きく5つの火山が重なって出来ています。
このような火山を「成層火山」と呼びます。

次にエトナ山の地形を見て行きましょう!
下の写真はエトナ山の山頂を上から見た写真です。
エトナ山の山頂には大きく5つの火口があります。

エトナ山は噴水のようにマグマを吹き出す噴火、
溶岩が流れる噴火、爆発的な噴火が良く起こります。

マグマを噴水のように吹き出す噴火をストロンボリ式噴火と呼びます。
他の火山であれば、西之島や伊豆大島で良く起こります。

次に、溶岩が流れる噴火です。特にエトナ山のマグマは主に粘り気の小さな
玄武岩質マグマです。なので、溶岩がハワイのように長距離流れるのが特徴です。

次に爆発的な噴火も発生します。
過去には噴煙が高くのぼるプリニ―式噴火や
水とマグマが触れて起こるマグマ水蒸気爆発も発生しているようです。


次にエトナ山の噴火の歴史を見て行きましょう!

エトナ山はとても良く噴火する火山です。
過去50年間で40回以上の噴火が発生しています。
1年半に1回ぐらいのペースで噴火を繰り返しています。
最近は噴火しない富士山とは大違いですね!

こちらの絵は1766年の噴火の様子を描いたもののようです!
とても迫力がありますね!

西暦に入ってから、エトナ山で発生した最も大きな噴火は1669年と言われています。

この噴火では大量の溶岩がエトナから流れました。
その結果、10の村を焼き払ったといわれています。
さらに、この噴火の24年後に巨大地震が発生しました。
噴火と巨大地震で合わせて1万人以上の方が犠牲になったようです。

ではエトナ山の今回の噴火はどのような噴火だったのでしょうか?
次の章で解説したいと思います。

②今回のエトナ山の噴火

今回のエトナ山の噴火は昨年末から発生していました。
噴火は、火口④と⑤から噴火していたようです。

そして、ストロンボリ式噴火と溶岩が流れる噴火を繰り返しました。



そして、1月19日の噴火が非常に興味深かったので解説したいと思います!

1月19日の噴火

1月19日の噴火ではまず溶岩の流出から始まりました。
その後、夜になって突然爆発的なストロンボリ式噴火が始まりました!

なぜ爆発が起こったのでしょうか?
結論から言うと、よく振ったコーラが噴き出すようなイメージで
爆発が起こりました!詳しく説明します。

まず、19日の朝、溶岩が流れます。
この溶岩のもととなるマグマはガスが抜けています。
なので、爆発を起こしません。
その後、ガスの溜まった新鮮なマグマが地下からのぼってきす。
そうすると、ガスの抜けたマグマと
ガスの溜まったマグマの間に
ガスが溜まって行きます。

そして、噴火が続くとガスの溜まったマグマと
ガスはどんどん上昇していきます。

そして、最後はガスが解放されて一気に爆発が発生します!
その結果、今回のような爆発的な噴火が起こったのではないかと考えられています!

非常に興味深いですね!

③本日の日本近辺とハワイの噴火情報

続きまして1月18日に日本近辺で噴火した火山とハワイの噴火情報を
解説します!

本日、日本近辺で噴火した火山は全部で2つです!
・諏訪之瀬島
・クリュチェフスコイ(ロシア)

写真は今日の諏訪之瀬島の様子です。
本日、諏訪之瀬島では1200mの噴煙が上がっていました。

続いてハワイの噴火は現在も続いています。
溶岩の湖の深さは202mになったとのことです。
溶岩の湖はどんどん深くなって行きますね!
写真はハワイの昨日(1月19日)の様子です!

今回は、イタリアの富士山「エトナ山」の噴火を解説しました。
最後にまとめたいと思います!

今回のまとめ

・エトナ山はイタリアのシチリア島にあります。
・イタリアで最も標高が高い活火山です。その標高は3326mあります。
・大きく6つの火山が重なって出来ています。
・山頂には大きく5つの火口があります。
・噴火はストロンボリ式、溶岩を流す噴火、プリニ―式噴火、
マグマ水蒸気爆発が発生します。
・エトナ山は最近50年間で40回以上噴火しています。
・今回の噴火は昨年末から始まりました。
・ストロンボリ式と溶岩が流出しています。
・1月19日の噴火では、火山の中にガスが溜まることで、
爆発的な噴火が発生しました。

以上が今日の内容になります。最後までご覧いただきまして
ありがとうございました。
これからも地球の最新情報をお届けいたします!

また、次回お会いいたしましょう!

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