地学

太陽の最後「白色矮星」をわかりやすく解説します!

こんにちは!えいしゅうです!

太陽は時間が経っていくとどうなっていくのでしょうか?

結論から言うと、後100億年経つと、太陽は白色矮星(はくしょくわいせい)になって、消滅してしまうと考えられています。

では、白色矮星とは何でしょうか?そして、なぜ太陽は白色矮星になってしまうのでしょうか?

今回は、太陽の未来についてお話ししたいと思います!

太陽の最後ってどうなるのか?

レオ君

太陽って、将来どうなるんですか?

太陽は将来、白色矮星(はくしょくわいせい)になると考えられています。

こちらが白色矮星です!

レオ君

真っ白な雪玉のようで冷たそうですね!

確かに、太陽と違って、冷たく見えますね!じつは、白色矮星は太陽の2~10倍温度が高いんです!

レオ君

温度が太陽よりも高いんですね!?びっくりです!じゃあ、大きさはどれぐらいなんですか?

大きさは地球と同じぐらいです。つまり、白色矮星は今の太陽と比べて100倍以上小さいということになりますね!

レオ君

どれぐらいの時間が経ったら、太陽から白色矮星になるんですか?

大体、100億年後と言われています。つまり、めちゃくちゃ遠い未来と言うことになるね!

さらに!白色矮星から数十億年以上経つと黒色矮星(こくしょくわいせい)と呼ばれるものになります!

レオ君

ん?何も見えませんね!真っ暗です!

その通りです!白色矮星が冷めると、黒色矮星になります。まさに暗黒です!温度は太陽よりも約2000℃低いです。

そして、太陽は無くなっていきます。

レオ君

もし、太陽がなくなったら地球はどうなってしまうんですか?

これは気になりますよね!次の章で詳しくお話しします!

太陽がなくなったら地球はどうなってしまうのか?

現時点で太陽がなくなったらどうなるのか?

もし、現時点で太陽がなくなった場合、地球は平均気温-200℃の極寒の惑星になってしまいます!

平均気温-200℃の惑星と言えば天王星や海王星ですね!

レオ君

-200℃って想像つかないですね!

そうですよね!もし太陽がなくなれば、びっくりするぐらい寒くなるということです。

しかし、これは本当の地球の未来ではありません。

本当の未来は、太陽がなくなる前に、地球がなくなってしまうと考えられています。

本当の地球の未来

レオ君

なぜ地球がなくなってしまうんですか?

太陽がふくらんで、地球を飲み込んでしまうからですね!

太陽はふくらんで地球を飲み込んだ後、太陽はなくなります。

レオ君

なぜ太陽はふくらんで、そのあと太陽がなくなってしまうんですか?

気になりますよね!

詳しくは次の章でお話しします!

なぜ太陽はなくなってしまうのか?

なぜ太陽は無くなってしまうのでしょうか?わかりやすく解説します!

まず、太陽は水素を燃料にして光輝きます。

水素が燃料になったときに、燃えかすとしてヘリウムができます。

水素からヘリウムができる化学反応を核融合反応と言います。

時間が経っていくと、太陽の水素が減っていきます。

その結果、太陽の中心にヘリウムが集まります。

中心にあつまっていたヘリウムは、重力によって、どんどんちぢんでいきます!

すると、ヘリウムの外側で水素の核融合反応が起こります。

この状態では、太陽はちぢむ力よりも膨らむ力が勝ちます。

その結果、太陽はどんどんふくらんで行きます!

太陽はふくらんで赤色巨星になる!

ふくらんだ太陽を赤色巨星と呼びます。

レオ君

太陽は赤色巨星になるとどれぐらい、ふくらむんですか?

太陽の場合だと、2500倍ふくれあがります!半径は約18億kmですね!

太陽が膨らんだときに、地球は飲み込まれてしまいます!

レオ君

太陽がふくらんだあと、どうなるんですか?

ふくらんだ太陽はちぢんでいく。

太陽がふくらんだあと、どんどんちぢんでいきます!どのようにちぢんでいくのかを説明します!

まずは、外側の水素が核融合反応によって、ヘリウムになります。

すると、さらに外側で、水素の核融合反応が進んでいきます!

そのあと、真ん中のヘリウムで核融合反応が起こります!

その結果、真ん中のヘリウムが炭素と酸素になって行きます!

ヘリウムが中心で核融合反応が進んで行くと、中心が高温で密度が高くなります。すると、太陽の重力が上がって、太陽はちぢんでいきます!

太陽がちぢんだあと、中心のヘリウムが完全になくなって核融合反応が無くなります!

すると、ふくらむ力が大きくなって行きます!

そして、ふくらんだ太陽ではガスを宇宙にどんどん放出するようになります。

この状態を惑星状星雲とよびます!

そして、この写真の渦にご注目ください!小さな星のようなものがみえると思います!

最終的に惑星状星雲がなくなって、真ん中の小さな星が残ります!

残った者が、「白色矮星」です!これが太陽のなれのはてということになります!

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白色矮星はいわば太陽の燃えかすのようなものです。核融合反応によってできた、炭素と酸素からできています。

そして、白色矮星はどんどん冷めていき、黒色矮星となります。

そして、太陽の一生は終わります。

これが太陽の人生です!

レオ君

人生いろいろ、太陽もいろいろということですね!

その通りです!大変興味深いですよね!

以上が今回の記事になります!最後までご覧いただきましてありがとうございました!

また次回お会いいたしましょう!ありがとうございました!

この記事のまとめ

  1. 太陽のなれのはてを白色矮星(はくしょくわいせい)と呼ぶ。
  2. 100億年たつと、太陽から白色矮星になるといわれている。
  3. もし今、太陽がなくなったら、地球は-200℃の極寒の惑星になる。
  4. 太陽がなくなる前に、地球は太陽に飲み込まれると考えられている。
  5. 太陽は核融合反応によって、水素を消費する。水素がなくなると、太陽が膨らむ。膨らんだ太陽を赤色巨星と呼ぶ。
  6. 赤色巨星の中心で、ヘリウムの核反応が起こると、太陽は縮んでいく。
  7. ヘリウムがなくなると、太陽はまたふくらむ。
  8. 最終的に太陽はガスを放出するようになる。これを惑星状星雲と呼ぶ・
  9. ガスがなくなると、炭素と酸素ででできた小さな星が残る。これを白色矮星と呼ぶ。
  10. 白色矮星は冷めて、黒色矮星となり。最終的にさめて、消滅する。
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