皆さんこんにちは!えいしゅうです!
フィリピンのタール火山で噴火が発生しています。
どのような噴火だったのかが気になりますよね。
そこで今回は噴火したタール火山がどんな火山なのか?そして、今回はどのような噴火が発生したのか。噴火後はどうなっているのかを火山博士が解説します!
タール火山とは?
タール火山って、どこにあるんですか?
タール火山は南の島国「フィリピン」にある活火山です!

こちらがタール火山です!

タール火山は大きな湖と火山島からなります!
島には人が住んでいるそうです。(本当は禁止されているようです!)

それでは次にタール火山の噴火の歴史を見てみましょう!
タール火山の噴火の歴史
今から約5000年以上前に、巨大な噴火が起こりました。その巨大な噴火の結果、大きなくぼちが生まれました。このくぼちをカルデラと呼びます!

そして、このカルデラに水がたまってタール湖ができました。そのタール湖の中で噴火を繰り返して、火山島が生まれました。
タール火山では過去2000年間で、30回以上噴火した火山です。その30回の噴火はすべて火山島の中で起こりました!
活発な火山ということですね!
はい!その通りでございます!タール火山はフィリピンでも1、2を争うぐらい噴火する火山です!
また、過去の噴火で多くの犠牲者がでました。
例えば、1911年に大きな噴火が発生しました。その結果、島内の集落は壊滅し、犠牲者は1100名にのぼりました。

また、昨年起こった噴火では、39名の方が犠牲になりました。

そして、2021年7月1日に新たな噴火が発生しました。今回はどのような噴火だったのでしょうか?
次の章で詳しくお話しします!
今回の噴火
今回のタール火山の噴火は7月1日16時頃に、発生しました!
こちらが噴火の様子です!

爆発が起こっていますね!何故なんですか!?
これは、マグマ水蒸気爆発と呼ばれる噴火です。どうやって起こるかというとまずはイメージしていただきたいことがあります。それは、水と熱々の油です! もし、熱々の油に水を入れたらどうなりますか?
それはもう、大変なことになりますよ!水がシュワーとなってはじけ飛びますよね!
その通りです!マグマ水蒸気爆発はこのイメージなんです!
水と熱々のマグマが触れると、水がシュワーとなって爆発するんです!
正確には、水がマグマの熱によって一気に沸騰することで爆発します!
マグマが爆発しているわけじゃなかったんですね!
そうなんです!実は、爆発というよりか、あれは水の沸騰なんですよね!
なるほどです!勉強になります!
さらに、今回の爆発では、マグマが火山に押さえつけられていたようです。そして、押さえつけられたマグマが一気に外に飛び出しました。そのあと、水とマグマが触れてより大きな爆発が起こったようです。
さて、今回のタール火山の噴火の後、どうなったのでしょうか?
次の章で詳しくお話します!
噴火後はどうなっているのか?
噴火後は1万4000人の住民が避難したそうです!
さらに、タール火山の警戒レベルを3にあがったようです。
現在は噴火の続報はありませんが、今後も要注意です。
また続報があればすぐにお伝えしたいと思います!最後までご覧いただきましてありがとうございました!
この記事のまとめ
- 7月1日午後16時にフィリピンのタール火山で噴火が発生した。
- 約5000年以上前に巨大な噴火が起こって、くぼちができた。くぼちのなかに水が溜まって湖ができた。その後、湖の中で噴火を繰り返して、火山島が誕生した。
- こんかいの噴火ではマグマ水蒸気爆発が発生した。
- マグマ水蒸気は水とマグマが触れた時に、水が一気に沸騰することで発生する。
- 噴火によって約1万4千人の人が避難した。