火山

タール火山で噴火が発生!最新情報をお届けします!(2021年7月3日)

皆さんこんにちは!えいしゅうです!

フィリピンのタール火山で噴火が発生しています。

どのような噴火だったのかが気になりますよね。

そこで今回は噴火したタール火山がどんな火山なのか?そして、今回はどのような噴火が発生したのか。噴火後はどうなっているのかを火山博士が解説します!

タール火山とは?

レオ君

タール火山って、どこにあるんですか?

タール火山は南の島国「フィリピン」にある活火山です!

こちらがタール火山です!

タール火山は大きな湖と火山島からなります!

島には人が住んでいるそうです。(本当は禁止されているようです!)

それでは次にタール火山の噴火の歴史を見てみましょう!

タール火山の噴火の歴史

今から約5000年以上前に、巨大な噴火が起こりました。その巨大な噴火の結果、大きなくぼちが生まれました。このくぼちをカルデラと呼びます!

カルデラができる様子(wikipedia by Chmee2)

そして、このカルデラに水がたまってタール湖ができました。そのタール湖の中で噴火を繰り返して、火山島が生まれました。

タール火山では過去2000年間で、30回以上噴火した火山です。その30回の噴火はすべて火山島の中で起こりました!

レオ君

活発な火山ということですね!

はい!その通りでございます!タール火山はフィリピンでも1、2を争うぐらい噴火する火山です!

また、過去の噴火で多くの犠牲者がでました。

例えば、1911年に大きな噴火が発生しました。その結果、島内の集落は壊滅し、犠牲者は1100名にのぼりました。

1911年の噴火前のタール火山 (Wikipedia by Everett Thompson)

また、昨年起こった噴火では、39名の方が犠牲になりました。

そして、2021年7月1日に新たな噴火が発生しました。今回はどのような噴火だったのでしょうか?

次の章で詳しくお話しします!

今回の噴火

今回のタール火山の噴火は7月1日16時頃に、発生しました!

こちらが噴火の様子です!

レオ君

爆発が起こっていますね!何故なんですか!?

これは、マグマ水蒸気爆発と呼ばれる噴火です。どうやって起こるかというとまずはイメージしていただきたいことがあります。それは、水と熱々の油です! もし、熱々の油に水を入れたらどうなりますか?

レオ君

それはもう、大変なことになりますよ!水がシュワーとなってはじけ飛びますよね!

その通りです!マグマ水蒸気爆発はこのイメージなんです!

水と熱々のマグマが触れると、水がシュワーとなって爆発するんです!

正確には、水がマグマの熱によって一気に沸騰することで爆発します!

レオ君

マグマが爆発しているわけじゃなかったんですね!

そうなんです!実は、爆発というよりか、あれは水の沸騰なんですよね!

レオ君

なるほどです!勉強になります!

さらに、今回の爆発では、マグマが火山に押さえつけられていたようです。そして、押さえつけられたマグマが一気に外に飛び出しました。そのあと、水とマグマが触れてより大きな爆発が起こったようです。

さて、今回のタール火山の噴火の後、どうなったのでしょうか?

次の章で詳しくお話します!

噴火後はどうなっているのか?

噴火後は1万4000人の住民が避難したそうです!

さらに、タール火山の警戒レベルを3にあがったようです。

現在は噴火の続報はありませんが、今後も要注意です。

また続報があればすぐにお伝えしたいと思います!最後までご覧いただきましてありがとうございました!

この記事のまとめ

  1. 7月1日午後16時にフィリピンのタール火山で噴火が発生した。
  2. 約5000年以上前に巨大な噴火が起こって、くぼちができた。くぼちのなかに水が溜まって湖ができた。その後、湖の中で噴火を繰り返して、火山島が誕生した。
  3. こんかいの噴火ではマグマ水蒸気爆発が発生した。
  4. マグマ水蒸気は水とマグマが触れた時に、水が一気に沸騰することで発生する。
  5. 噴火によって約1万4千人の人が避難した。
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