西之島の最新情報2021年1月16日
気象庁ホームページから
西之島の最新の報告書が届きました。
その報告所と最新の写真を解説したいと思います!
・8月以降噴火は確認されていない
・火山活動は低下している。
・警戒範囲を2.5kmから1.5kmに縮小した
・今後も噴火が再開する可能性は十分にある。
先日、気象庁から西之島の報告書が公開されました。
西之島の噴火活動は2020年8月を最後に、
一度も確認されておりません。
西之島の温度は8月と比べて
低い状態が続いています。(図1)
図1 西之島付近の輝度温度の変化(出典:気象庁ホームページ)
また、西之島の活動の低下から、
西之島の警戒範囲は2.5kmから1.5kmに縮小されています。(図2)
図2 西之島の警戒が
必要な範囲(出典:気象庁ホームページ)
これまでは図2の青丸の範囲が
警戒範囲でした。
現在は赤丸の範囲が
警戒範囲になっています。
続づいて西之島の
衛星写真をご覧ください。
今月も大きな変化は
ありませんでした
図3西之島の衛星写真(出典:国土地理院ウェブサイト)
次は西之島の最新の写真です!(図4)
図4西之島の写真
西之島の火口から白い蒸気が
上がっているのがわかります!(図5)
図5西之島の写真
また、海水が見ると茶色く濁っていますね。(図6)
これは、西之島の地下からガスが吹き出ることが
大きな原因になっています。
このガスは西之島を少し溶かします。
このとき、西之島の鉄も溶けます。
溶けた鉄と海水が反応すると、
海水が茶色く濁ります。
つまり、西之島からガスが出ていることで
海水が濁るというわけですね。
図6西之島の海水の濁り(出典:気象庁ホームページ)
続いては、西之島の熱画像です!(図7)
図7西之島の熱画像(出典:気象庁ホームページ)
この画像は熱い場所ほど白く写る
特殊な画像です。
11月24日は火口の中が
特に白く写っているのが分かります!
火口の中が白く写っているということは、
火口の中が熱いということです!
一方で、12月7日は火口の中は11月24日と比べて、あまり白く
なっていないのが分かります。
西之島の火口の中は熱い日もあれば、冷たい日もあるということ
なのかもしれません。
続きまして、西之島の全体を移した写真です。(図8)
綺麗に西之島が写っているのが分かりますね!
図8西之島の写真(出典:気象庁ホームページ)
続いて、西之島の噴気をとらえた写真です!(図9)
10月と12月を比べると、
12月の方が勢いがありますね!
もしかしたら、西之島の元気が
戻りつつあるのかもしれません!
図9西之島の噴気
次の写真は西之島の溶岩ですね!
写真を見ると溶岩の出っ張りが確認できます。
湖の出っ張りは大きさ
何メートルぐらいあるんでしょうか?
気になりますね!
図10西之島の溶岩
西之島の火口の中が熱いこと、
西之島付近の海水が濁っている
ことから、今後も西之島で
噴火が再開する可能性は
十分にあると思います。
以上が西之島の最新の写真になります!
また、最新情報がありましたら
すぐにお知らせいたします!