こんにちは!えいしゅうです!
西之島の最新の写真が気象庁ホームページで公開されています!
今回は西之島の最新の写真を火山博士がわかりやすく解説したいと思います!
西之島の最新の写真
気象庁ホームページで新たに、公開された西之島の写真がこちらです!

雲で隠れて全体が見えませんね!
そうなんですよね~ 残念なことに、最新の写真は雲で隠れてしまって、全部見えません!(笑)でも写真をよく見てみると面白い情報があります!
あっ!写真をよく見ると、海水が茶色くにごっていますね!これはなぜでしょうか?

何故なんでしょうか?次の章で考えて見ましょう!
西之島の最新の写真から考えられること
海水が茶色くにごっている理由とは?
海水が茶色く茶色くにごっているのは、西之島から出たガスが大きな原因になっています!
ガスが出るとどうして、海水は茶色くにごるんですか?
西之島から出てくるガスの中には二酸化硫黄、塩酸などの酸が含まれています。この酸が西之島の一部を溶かします。そうすると、海水中の鉄、アルミ、ケイ素の濃度が上がっていきます。特に鉄の濃度が上がると、海水は茶色く濁っていきます。
ちなみに、海水のにごる色はご覧のように茶色い場合と、白い場合があります。

海水の色が茶色い場合、海水に含まれる鉄の量がより多いことを示します。逆に、白くなると鉄の量が少ないことを示します。
なぜ、鉄の量が多くなったり少なくなったりするんでしょうか?
これは、火山のガスの温度が大きな原因であると考えられています。
ガスの温度が高い場合、ガスの酸が強くなって、より多くの鉄が海水に溶けます。その結果、海水は茶色くにごります。
逆に、ガスの温度が低い場合、ガスの酸が弱く待って、鉄の溶ける量が少なくなります。その結果、海水は白くにごるようになります。
西之島の海水は茶色くにごっているということは、西之島のガスの温度が高いということですね!
その通りです!なので、西之島から熱いガスが出ているということは、西之島は今元気な状態である可能性が高いと言うことになります!
更に、西之島の海水のにごり具合について、前回の写真と比較してみましょう!

前回よりも今回の方が強くにごっていますね!
そうなんです!前回に比べてかなり強くにごっているのが見えますね!海水がより強くにごっているということは、西之島から出るガスの量が増えたためです。つまり、西之島が前回と比べて活性化している可能性がありますね!
今後も西之島から目が離せませんね!
そうですね!今後も西之島から目が離せません。噴火したらすぐにお伝えしたいと思います!
この記事のまとめ
- 西之島の最新の写真が公開された。
- 最新の写真によると、西之島の海水が茶色くにごっていることが分かった。
- 西之島の海水が茶色くにごっているのは西之島から出たガスの影響
- ガスが西之島を溶かすと、海水の鉄の濃度が上がる。その結果、海水は茶色く濁る。
- 西之島の海水が茶色くにごるのはガスの温度が高く、鉄の農道が高いため。逆に、ガスの温度が低いと白くにごる場合は、ガスの温度が低く、鉄の濃度が低い。
- 西之島の海水のにごり具合は3月と比べて強くなっている。より、多くのガスが西之島からでたためと考えられる。これは、西之島がより活性化していることを示唆する。