災害

土砂災害が起こる場所を簡単に調べる方法!

こんにちは、えいしゅうです!

2021年7月3日に静岡県熱海市で、大規模な土石災害が発生しました。

この災害によって、多くの被害が出ています。

土砂災害は国内全国で起こりうる危険な自然災害の1つです。つまり、今回の災害は決して他人ごとではなく、

「私たちも土砂災害の被害者になりうる」

ということです。また、今回の土砂災害のニュースを見て

「私の家は大丈夫だろうか?」

と考えた人は多いはずです!

では、どうすれば土砂災害から身を守ることができるのでしょうか?まずは、3つのポイントを知ることが重要です。

  1. 土砂災害とはどんな災害なのか?
  2. なぜ土砂災害は発生するのか?
  3. 土砂災害が起こる場所を調べる方法

そこで、今回は熱海で起こった土砂災害の事例を交えながら、僕たちが土砂災害から命を守る方法を火山博士が解説したいと思います。

①土砂災害とはどんな災害なのか?

レオ君

土砂災害ってどんな災害なんですか?

土砂災害とは、山が雨や地震によってくずれて起こる災害のことをいいます。

出典:Wikipedia

例えば、2021年7月3日に静岡県熱海市で大きな土砂災害が発生しました。

大量の土砂が伊豆山から市内に向かって一気に流れ込んだのです。この災害の結果、約80世帯の方が被害を受けました。

それではなぜ、この土砂災害は発生したのでしょうか?実は、土砂災害が起こった原因は雨だけではなく、熱海の地質や地形が大きく関わっていたのです!

次の章で詳しくお話します!

②なぜ土砂災害は発生するのか?

レオ君

なぜ熱海で土砂災害は発生したんでしょうか?

熱海で土砂災害が発生した理由は、以下の3つの理由があります。

  1. 大雨が降ったから。
  2. 水がたまりやすい地形だったから
  3. くずれやすい地質だったから

詳しく解説したいと思います!

原因1.大雨が降ったから

熱海で土砂災害が発生する前の日から、活発な梅雨戦線が国内にありました。

この活発な梅雨前縁の影響で、特に熱海に強い雨が降りました。降った雨の合計は2日間で約300ミリだったようです。

レオ君

300ミリってどれぐらいの雨ですか?

300ミリというと台風並みの降水量ですね!つまり熱海では非常に強い雨が降ったということになりますね!

原因2.水がたまりやすい地形だったから

今回、土砂災害が起こった場所は熱海の伊豆山です。

伊豆山には埋没谷(まいぼつこく)という谷があります!

レオ君

埋没谷ってなんですか?

簡単に言うと砂などによって埋められた谷のことを言います。

埋没谷にはたくさんの水がたまりやすくなっています。

原因3.雨でくずれやすい地質だったから

土石流が起こった伊豆山周辺は数十万年前の箱根火山の噴火で、降り積もった火山灰などからできています。

これら火山灰は水を含むと、もろくなってくずれやすくなる性質があります。

土砂災害のいきさつ

熱海の土砂災害のいきさつをまとめるとこうなります。

1熱海に大雨が降りました。2もともと水が溜まりやすい場所に大量の水がたまっていきました。3水がたまることによって、山がもろくなって一気にくずれた。その結果土砂災害が発生しました。

ということになります。

レオ君

土砂災害の話を聞いて、僕のうちは大丈夫かどうか気になってきました!

そうですね!やはり、土砂災害のニュースを聞くと、自分の家は大丈夫かどうかが気になるところです!

実は、土砂災害が起こる場所は簡単に調べることができます!

次の章で、詳しく解説したいと思います!

③土砂災害が起こる場所を調べる方法

今回は土砂災害を調べる方法を1つご紹介したいと思います。

それが、「重ねるハザードマップ」と呼ばれるものです!

この「重ねるハザードマップ」を使うことによって、誰でも簡単に土石流の危険箇所を調べることができるんです!

それでは実際に「重ねるハザードマップ」にアクセスしてみましょう!

重ねるハザードマップの操作はとても簡単です!わかりやすく解説します!

1.検索窓に名前を入力

まずは、検索窓に調べたい名前の場所を入力しましょう!

2.土砂災害を選択

つぎに、右のウィンドウにある「土砂災害」を選択します。

3.危険箇所を確認する

「土砂災害」をクリックすると地形図に色が塗られます。色がついている場所が危険箇所になります。

4色がついている場所をクリックする

色がついている場所をクリックすることによって、どんな土砂災害が起こるのかを詳しく説明してくれます。

このように「重ねるハザードマップ」を使うことによって、お住まいの場所が土砂災害で危険な場所かどうかを調べることができます!

是非、「重ねるハザードマップ」をお試しください!

ちなみに、「重ねるハザードマップ」を見ると、今回起こった熱海市は土砂災害で危険になる可能性の高い場所でした。

やはり、災害が起きる前から、住んでいる場所が危険かどうかを調べることは命を守る上で非常に重要なことだとあらためて思いました。

今回は以上になります!最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!また次回お会いいたしましょう!

ありがとうございました!

この記事のまとめ

  1. 土砂災害とは雨や地震などで、山が大きくくずれておこる。
  2. 2021年7月3日に伊豆で起こった土砂くずれは大きく3つの原因がある。1つ目は、大雨がふったから。2つ目は、水がたまりやすい地形だったから。3つ目は、雨でもろくなりやすい地質だったから。
  3. 土砂災害が起こる場所は「重ねるハザードマップ」を使用すると調べることができる。
  4. 土砂災害から命を守るためには、あらかじめ、土砂災害の危険箇所を調べることが大切。

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